MacBook Air の環境構築 (US)
最近MacBook Airを一から環境構築する機会がありました。その際、Macを快適に使うため、いろいろ設定をいじりまくっているんだなぁ、と痛感。せっかくなのでメモがてら、標準的なおすすめ設定 + アプリをご紹介します。
ちなみにキーボードはUS派。USキーボードに興味がある方も参考にしてみてください。
OSは OS X Yosemite バージョン10.10.5です。OSが違う場合は設定方法も異なる場合があるのでご了承くださいませ。
まずはUSキーボードを使いやすく
上の画像は、USキーボードとJISキーボードの比較画像です。
画像はちびっとが作成したもので、実際のキーボードと多少異なりますが、基本的な構成はこんな感じだと思います。
特に異なる点として、[control キー] と [caps lock キー] の位置。
また、JISキーボードには [英数 キー] と [かな キー] があります。
USキーボード、見た目がかっこいいけど、ここら辺のキー配列が使いにくいんですよね。ですので、ここら辺を使いやすくカスタマイズしていきます。
システム環境設定で、修飾キーの設定を変更
まず、システム環境設定で、修飾キーの設定を変更します。
[システム環境設定] → [キーボード] を選択。右下にある [修飾キー] ボタンを押してください。
一般的に使いやすい感じで、上記の設定がオススメです。
- [Caps Lock キー] を [Control キー] に変更
- [Control キー] を [Caps Lock キー] に変更
つまり、[Caps Lock キー] を [Control キー] を逆転させてしまおうというわけです。この設定を行うことで、JISキーボードに配列が近くなり、[Control キー] が押しやすくなるかと。
ちなみに私は [Caps Lock キー] が自分にとって優先度の高いキーではないため、別の用途に使うために [アクションなし] に設定しています。
「Karabiner」で [英数キー] [かなキー] を設定
USキーボードには [英数キー] [かなキー] がありません。
そこでキーボードカスタマイズツール「Karabiner」を使用します。
Karabinerをインストール後、アクセシビリティ機能へのアクセスの確認ダイアログが表示されるので、[Open System Preferences] をクリック、[Karabiner_AXNotifier] を選択してください。詳しくはマニュアル – Karabiner – OS X用のソフトウェアを参考に。
※ アクセシビリティ機能へのアクセス許可をしないと、設定が反映されません。
Karabinerの設定画面の検索に「Japanese」と打ち込むと、[For Japanese] という、日本語環境に適した設定が表示されます。私は二つ目の [コマンドキーの動作を優先モード v1] を使用。
この設定によって、左の [command キー] が [英数キー] 。右の [command キー] が [かなキー] として使用できるようになります。
これらの設定により、だいぶJISキーボードに近い感覚で操作が可能になるかと思います。
キーボードの設定が終わったら、次は基本的なMacの設定に移ります。
Dockの設定
[システム環境設定] から [Dock] を選択。
[Dockを自動的に隠す/表示] にチェックを入れます。普段は非表示にさせて、作業の邪魔にならないようにするためです。
ちなみに私は拡大とかも切っちゃっていますが、ここら辺はお好みで。
Mission Control からホットコーナーを設定
私はデスクトップにカレンダーを表示させていたり、覚えている途中のショートカットを表示させていたりするため、頻繁にデスクトップを見ることがあります。
そこで、ホットコーナーの設定。
設定は、[システム環境設定] の [ミッションコントロール] から左下にある [ホットコーナー] をクリック。四隅にそれぞれ設定できるので、自分が使いやすいようにカスタマイズしてみてください。
私の場合は、右下にカーソルを持っていくと、デスクトップが表示されるように設定しています。これがとても便利。個人的になくてはならない設定の一つです。
たとえばフォルダなどを掴んだまま、ホットコーナーでデスクトップを表示させ、フォルダを移動させる、なんてこともできます。デスクトップを活用している方にはおすすめです。
Spotligthの設定
[システム環境設定] から [Spotlight] を選択。
Spotlight検索しなくていいようなものについては、チェックを外してしまいます。また検索する必要がないようなフォルダ等については、[プライバシー] から除外対象にしてしまいましょう。ファイル検索が楽になりますよ。
キーボードの設定
[システム環境設定] から [キーボード] を選択。
まず [F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用] にチェックを入れます。こうすることで、本来のF1〜F12の機能がそのまま押せば使えるようになり、逆に輝度や音量等の調整が、USキーボードの左下(JISキーボードの右下)にある [fn キー] を一緒に押すことで操作できるように。
また、タブ [ショートカット] から、使わないショートカットはすべて切ってしまいます。間違って押しちゃって慌てるより、自分の使うものだけを選んでいたほうが、操作もわかりやすいかと。
トラックパッドの設定
[システム環境設定] から [トラックパッド] を選択。
使わない操作は全部オフにします。
コンピュータ名を変更
[システム環境設定] から [共有] を選択。
デフォルトのコンピューター名が気に入らないので、好きな名前に変更します。
デスクトップ & Finderのサイドバーの表示設定を変更
[Finder] の [環境設定] から [デスクトップに表示する項目] で表示させたい項目にチェックを入れます。また、[詳細] サイドバーから、Finderの [サイドバーに表示する項目] を設定できます。
デスクトップに表示されるアイコンの大きさ等は、デスクトップで左クリック([control キー] + クリック)から [表示オプションを表示] を選択。好みの設定に変更を。
バッテリーをパーセント表示させる
バッテリー残量は数値のほうがわかりやすいので、そちらに変更します。
メニューバーの 電池アイコンをクリック、[割合(%)を表示] にチェックを入れます。
ウインドウを簡単にリサイズさせる
ノートパソコンはモニタの表示領域が限られているので、とにかく画面を有効に使いたいですよね。そんな時に便利なのが「BetterTouchTool」。ウインドウを簡単にリサイズさせることができます。
※ 「BetterTouchTool」は、マウスやトラックパッドの機能拡張がメインなアプリで、もちろんこちらも便利。カスタマイズをがっつりしたい人にはおすすめです。
Karabiner同様、アクセシビリティ機能へのアクセスを許可して使用してください。あとは [Basic Setting] から [Enable Window Snapping] にチェックを入れるだけです。
リサイズさせたいウィンドウを掴んで、上、横、斜め上、斜め下に持っていくと、リサイズされる大きさが表示されます。離すと、そのサイズに変形。
細かく設定したい場合は、[Advanced Setting] から行ってください。
以上、MacBook Airの環境構築でした。
なお、今回記事にするにあたってご紹介したUSキーボード関連の設定&アプリは、イラレオタクで有名な三階ラボの宮澤氏に、私がUSキーボード初心者だった頃に教わったもの。今回記事にすることも快く承諾をいただました。本当にありがとうございました。
(ちなみにAdobe Illustratorを使ってる方、三階ラボのサイトぜひご覧ください。作業がめちゃくちゃ楽になるイラレのためのスクリプト公開などあります。必見です。)